【現役医師が教える】後悔しない無痛分娩の病院選び!

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病院選びについて

現役医師が教える!

後悔しない無痛分娩の病院選び!        
 

 

こんにちは、無痛分娩の現場で働く医師が運営する無痛分娩チャンネルです!

 

「無痛分娩に興味はあるけど、どうやって病院を選べばいいの?」

「どんな病院が安全なのかな?」

と不安に思っているママ・プレママさんも多いのではないでしょうか。

 

事実、無痛分娩はただ「麻酔薬で痛みをとる」だけではなく、高度な専門性と安全管理が求められる医療技術なんです。

今回は皆さんが安心して出産に臨めるよう、「ここだけはチェックしてほしい!」というポイントを分かりやすくお伝えしますね!


<目次>

・結論:4つの視点から選ぶ

・1.『いつ』『どんな』無痛分娩ができる?

・2.『誰が』無痛分娩を管理する?

・3.  実績はちゃんとある?

・4.  緊急時の対応は万全?

・まとめ)後悔しない病院選び

・現役医師からひとこと       
 


結論:無痛分娩の病院選びは4つの視点から選ぶ!

 

はじめに結論から申し上げます、無痛分娩の病院選びは以下の4つの視点から選ぶと良いでしょう!

 

1.『いつ』『どんな』無痛分娩ができる?

 □24時間365日無痛分娩に対応している?

 □自然無痛(オンデマンド無痛)にも対応している?

 □家からの距離が近い?

2.『誰が』無痛分娩の麻酔を管理する?

 □麻酔科医が無痛分娩を管理してる?

 □常勤の麻酔科医がいる?

 3.実績はちゃんとある?

 □年間の無痛分娩の件数が100は超えてる?

 □無痛分娩を選択する割合が3割を超えてる?

4.緊急時の対応は万全か?

 □診療科のそろった総合病院か?

 □周産期母子医療センターに指定されているか?

 □NICUはあるか?

 

それぞれ詳しく見ていきます

 


  

1.『いつ』『どんな』無痛分娩ができる?

 

<チェックすべきポイント>

□24時間365日無痛分娩に対応している?

□自然無痛分娩にも対応している?

□家からの距離が近い?

 

 

病院を選ぶ上で、『いつ』『どんな』無痛分娩ができるかは一番チェックすべきポイントです。

 

24時間365日対応の病院が良い!

 

■24時間対応してくれる? それとも平日の日中だけ?

 

お産は24時間365日いつ始まるか分かりません!

そのため、24時間365日ずっと無痛分娩の対応をしている病院で出産することをお勧めいたします!

実は24時間365日対応の病院は少数派で、平日の日中のみで夜間や休日は対応できないという病院の方が多いのです。

ですが24時間対応していない病院だと『病院から時間外を理由に無痛分娩を断られて無痛分娩できなかった』となる可能性もあるので要注意です。

 

例えば、24時間対応でない病院で無痛分娩を行うと

・無痛分娩の予定だったけど平日の夜中や土日のタイミングで突然陣痛が始まってしまい、結局無痛分娩を受けることができなかった…

・朝から無痛分娩を始めたけど夕方まで産まれず、夜勤のタイミングになったら「スタッフが居ないため無痛分娩を中断します」と言われた…

という可能性があります。

 

一方で、24時間無痛分娩に対応してくれる病院にしておくと、確実に無痛分娩の対応をしてもらえるという安心感がありますよ!

 

 

■計画無痛分娩 or 自然無痛分娩(オンデマンド無痛)

 

無痛分娩と言ってもいくつか方法があり、大きく分けると2種類あります。

 

・計画無痛分娩→出産予定日をあらかじめ決めておき、その日に入院して無痛分娩と陣痛誘発を行いお産をする方法

・自然無痛分娩(オンデマンド無痛)→予定日を決めず、自然に陣痛が始まったタイミングで入院し、無痛分娩を行う方法       
 

 

どちらもメリットデメリットありますが、注意すべき点は計画無痛分娩だと予定日より前に陣痛が来た場合は無痛分娩を受けれない可能性があるということです。

 

『計画無痛の予定だったけど、予定日の前に陣痛が始まってしまい無痛分娩を受けられなかった…』と言った声も耳にします。

 

なので『絶対に無痛分娩が良い!』という人は、24時間対応かつ自然無痛分娩にも対応している病院を選ぶのが大事です。       
 

有名な『産院御三家』は全て24時間+自然無痛に対応してます


最後に家からの近さも大事です。

予定日よりも早く陣痛が始まったり、いきなり破水して対応に困ったりした時。何かトラブルがあっても、家近くの病院であればすぐに病院に行って対応してもらうことができるので安心です!

また妊娠中は、妊婦検診で数週間置きに何度も病院に通う必要があるため、家近くの病院だと通いやすくて便利ですよ!

 


2.『誰が』無痛分娩の麻酔を管理する?

 

<チェックすべきポイント>

□麻酔科医が無痛分娩を管理してる?

□常勤の麻酔科医がいる?

 

みなさん突然ですが、無痛分娩って何科の医師が担当するか知っていますか?

お産のことだから産婦人科医?それとも麻酔薬を使うから麻酔科医?

 

…実ははっきりと決まっていなくて、日本では2/3が産婦人科専門医(麻酔科標榜医含む)、残りの1/3を麻酔科専門医が担当しています。つまり半分以上は産婦人科医が無痛分娩を担当しているのです。

一方アメリカでは、なんと98%の無痛分娩を麻酔科医が担当しています。『お産の管理は産婦人科、無痛分娩の管理は麻酔科医』というように分業化が進んでいるのです。

 

麻酔科が管理するから絶対安全とは言えないですが、無痛分娩では麻酔薬を扱う以上、日頃から麻酔薬を扱っている麻酔科医が管理して、麻酔薬による急変にも対応するのが合理的だと言えるでしょう。

 

なので、無痛分娩の病院を選ぶ上では

『麻酔科医が無痛分娩を担当する、産婦人科と麻酔科医の分業化ができている病院』

を選ぶのは非常に重要です。

 

なので無痛分娩を麻酔科が管理しているのかどうかは必ず確認してみましょう!当サイトでも掲載してるのでぜひ確認してください!

 

無痛分娩では麻酔科医と産婦人科医の連携が大事!

 

加えて麻酔科医が常勤で働いているかどうかも大切です。

常勤というのは要するに正社員で、アルバイトや派遣として雇う医者を非常勤(外勤)と言います。

常勤の場合は基本的に毎日病院に来るのですが、非常勤だと曜日によって休みの場合もあります。

 

そのため、もしも非常勤の麻酔科医だけだと平日でも曜日によっては麻酔科医がいなくて無痛分娩を選択できない(or麻酔科医なしで無痛分娩をしている)可能性があります。

 

なので麻酔科医を常勤として雇っている病院を選択しましょう!       
 

 


 3.実績はちゃんとある?

 

<チェックすべきポイント>

□年間の無痛分娩の件数が100は超えてる?

□無痛分娩を選択する割合が3割を超えてる?

 

私が実際に無痛分娩を初めて担当した時に思ったことは 『無痛分娩は一般的な医学知識では対応できず、産科麻酔の特別な知識が必要だ』ということです。

安全に無痛分娩を行うには無痛分娩特有の知識、経験を積み重ねる必要があるのです。そのため、ある程度無痛分娩の実績がある病院で受けるのが安心だと思います。

ちなみにアメリカの学会は無痛分娩を含めた産科麻酔で優秀な実績を持つ病院にはCOEという認定証を発行しております。日本でもCOE認定されている実績豊富な病院はありますが、現時点で聖路加国際病院、国立生育医療研究センターなどの数施設のみです。

アメリカ産科麻酔学会が認定するCOE認定証

 

 

具体的な安心できる実績とは、『年間の無痛分娩の件数が100を超えている』ぐらいが目安です。

毎日無痛分娩をしてるような病院がベストですが、それは珍しいので少なくとも3日に1回は無痛分娩をしている病院が良いでしょう。1週間で2件、1年間にするとおおよそ100件ほど。

 

もちろん、たくさん無痛分娩をやっているから必ずしもその病院のスタッフが優秀とは限りませんが、やはり経験値は大切です。 たくさん経験すればするほど妊婦さんの『ちょっとした異常』に早く気づくことができます。 

 

また単なる数だけでなく、割合も大切です。例えば

 

A病院:1000件のお産のうち無痛分娩は100件(10%)

B病院:300件のお産のうち無痛分娩は100件(33%)

 

だと無痛分娩の件数は同じですが、B病院の方が割合が高いですよね。

無痛分娩をたまにやる病院より頻繁に行っている病院の方がスタッフの無痛分娩への経験値が高くなりますし、なによりその病院全体が無痛分娩にきちんと予算とマンパワーを入れている証明にもなります。

 



4.緊急時の対応は万全か?

 

<チェックすべきポイント>

□診療科のそろった総合病院か?

□周産期母子医療センターに指定されているか?

□NICUはあるか?

 

 何が起こるか分からないのがお産の怖いところ。産後出血が止まらない妊婦さんが搬送されてきて、手術室になだれ込む現場を私も何度か経験してます。

 

事前の診察、検査で特にリスクがないと言われた人はそこまで気にする必要はないのかもしれませんが 、妊娠高血圧や前置胎盤疑いなど、妊婦検診で異常が指摘されている人や、35歳以上の高齢出産で不安に思う人は安全性について検討してみていいかも知れません。

 

ではどのような病院が安全性が高いというと、まずはやはり診療科の揃ってる総合病院ですね。もしお産の途中で何かトラブルがあっても、すぐに緊急帝王切開術や緊急止血術、ICUでの管理を行えると安全です。

これらの処置は産婦人科だけで対応できないことも多く、他の科と連携しながら行う必要があります。

 

関連する診療科としては

『麻酔科、救急科、放射線科(IVR医)、集中治療科、小児科』など。 

当サイトもしくは病院のHPでこれらの科が揃っているか一度確認してみましょう!

IVR(血管内治療)で子宮動脈を塞栓して止血することがある       
画像は信州大学放射線科より



 

そして総合病院の中でも、特に重症な妊婦さんを診ることができる病院は国から周産期母子医療センターに指定されます。

 

周産期母子医療センターというのは文字通り、急変した妊婦さんの最後の砦のような施設です。院内はもちろん近くの病院、クリニックから急変した重傷の妊婦さんが運ばれてきて、その治療対応を行います。

そのため急変時の対応にも慣れており、高度で的確な治療を受けることができます。

 

またNICUのある病院であれば、赤ちゃんに何かあっても安心です。

NICUとは新生児集中治療室のことで赤ちゃんのためのICUを指します。NICUが併設されていると、赤ちゃんに万が一のことがあっても専門医による高度な集中治療をそのまま受けることができるのです。

 


まとめ)後悔しない病院選び

さて、最後に無痛分娩の産院選びの方法について再度まとめますと

 

<産院選び:チェックリスト>

1.『いつ』『どんな』無痛分娩ができる?

 □24時間365日無痛分娩に対応している?

 □自然無痛(オンデマンド無痛)にも対応している?

 □家からの距離が近い?

2.『誰が』無痛分娩の麻酔を管理する?

 □麻酔科医が無痛分娩を管理してる?

 □常勤の麻酔科医がいる?

 3.実績はちゃんとある?

 □年間の無痛分娩の件数が100は超えてる?

 □無痛分娩を選択する割合が3割を超えてる?

4.緊急時の対応は万全か?

 □診療科のそろった総合病院か?

 □周産期母子医療センターに指定されているか?

 □NICUはあるか?

 

です、ご参考に! 

 


現役医師からひとこと

 

今回は無痛分娩の後悔しない病院選びについて解説しました。

『安全で満足度の高い無痛分娩』を日々現場で追求している私が、特に大事だと思う点を挙げました、ぜひご参考になれば幸いです。

 

とはいえ一番大事なのは妊婦さんご本人の希望です。

『思い出に残るようなお産にしたい!』

『とにかく安全にお産したい!』

『できれば費用を抑えたい…』

 

など、妊婦さんごとに重要視している点は異なるはずです。 当サイトはそんな妊婦さんのできるだけ細かい条件にも対応できるよう、細かい条件設定で検索できるように設定しておりますので、ぜひご活用下さい!

ではでは~

 

 

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